⭐️この記事のまとめ⭐️
今や世界でも注目を集めるコンテンツとなった韓ドラ。
日本のドラマとの違いに注目しつつ、”韓国ドラマに人気作や話題作が多い理由”や韓国ドラマ制作における特徴など掘り下げて行きます。
作品名や韓ドラの噂は聞くけど「本当に韓国ドラマは面白いの?」と疑問を持っている方に、なぜ韓国ドラマで面白い作品が数多く生まれているかをお伝えします!
日本で大きな人気となっている「韓国ドラマ」。
近年だと「梨泰院クラス」や「イカゲーム」、「愛の不時着」「トッケビ」など韓ドラファンならずとも”聞いたことある”という作品が多いのではないでしょうか。
一方で日本のドラマで、国内で話題(ましてや韓国で話題)となるドラマがいくつも思い浮かぶか?
「半沢直樹」など一定数の話題作は出ているが、”数が少ない”というのが実情。
そんな話題作を次々生み出す韓国ドラマと、日本ドラマの違いや韓国ドラマの魅力について話します。
日本のドラマも好きなのはあるんだよ・・。
⭐️この記事でわかること⭐️
「韓国ドラマ制作」の特徴
「韓国ドラマ」と「日本ドラマ」の作品テーマの違い
「韓国ドラマ」を多く見ることのできるおすすめ動画配信サービス
韓国ドラマの市場
まず初めに、韓国ドラマと日本のドラマの違いを考える上で重要なポイントとして「韓国国内のマーケット規模がそもそもそれほど大きくない」という点があります。
2023年3月に経団連委託調査でヒューマンメディアが「コンテンツ産業の現状」で発表している資料によると、2021年時点の日本のコンテンツ市場の市場規模は”12兆9,454億円”、映像だけに絞った場合”4兆5,126億円”です。
これはアメリカや中国に次いで世界3番目の規模です。
一方、韓国のコンテンツ市場規模は”約3兆7,000億”と、コンテンツ市場全体の規模ですら、日本の映像に絞った際の市場規模を下回っています。
このため、韓国では最初からグローバル展開を前提にコンテンツが作られています。
わかりやすく言えば「世界に通用するコンテンツ」を念頭に制作などが行われているわけです。
日本は、というと、国内だけでもそこそこの規模があるためまずは国内でヒットさせて、「ヒットしたらグローバル展開をさせよう!」といった考え方が根付いてしまっていることが最終的なコンテンツ(作品)の差になっているのだと考えられます。
他にも韓国では政府がコンテンツ産業に力を入れていることも特徴の1つです。
このままだと今後も、ますます日本のコンテンツ産業は差を広げられてしまいそうですね。
日本のエンタメ界にも頑張ってほしい!
「韓国ドラマと日本のドラマ」制作面での違い
韓国ドラマと日本のドラマでは、上述した市場規模の違いなどを含め、大きく3点の違いがあると言えます。
①ドラマ制作費
日本のドラマの1話あたりの制作費が最も高いと言われている大河ドラマで約7千900万円、その他は各局で差があるがおおよそ2千万〜3千万と言われる中、韓国ドラマの1話あたり制作費は10億ウォン(約1億円)を超えるとも言われています。
日本ドラマの平均話数は10〜12話なので、総制作費だと3億5千万円程度、韓国ドラマだと16話〜20話が一般的なため、総制作費だと20億円。
4倍〜5倍近い制作費の違いがあるのです。
差がすごい・・・。
最近だと、「イカゲーム」の600億ウォン(約60億円)、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の200億ウォン(約20億円)、2023年8月には韓国の人気web漫画を実写化した「ムービング」が650億ウォン(約70億円)と韓国ドラマ史上の最大制作費を更新しています。
背景には、韓国俳優の出演料が高騰していることもありますが、やはり、撮影のセットやCGなど、よりクオリティの高い作品を制作するための費用がそれだけ投じられているという事になるので、人気作が多くなるのも納得です。
ドラマ制作費高騰の裏側にあるOTTとは
OTTは「オーバー・ザ・トップ(Over The Top)」の略称です。
インターネット回線によってアクセスできるコンテンツ配信サービスの総称を指しています。
インターネットの「上」で構築されるサービスであることから航空用語で”雲の上”を意味する「オーバー・ザ・トップ(Over The Top)」と言われるようになりました。
代表的な映像配信サービスには「Youtube」や「NETFLIX」、「U-NEXT」などがあります。
OTT市場はテレビなど従来のコンテンツの市場規模が縮小していくのに対し、今後も市場は拡大していくと見込まれています。
動画配信サービスはありがたいよね〜。
韓国市場は世界的に見ると大きくはないため、こうしたOTTの登場を背景に海外で通用するコンテンツとして認めてもらうために各社プラットフォーム(NETFLIXなど)に選択してもらうためにもクオリティを上げる(=そのために必要なギャランティなど制作費が上がっている)という構造となっています。
②CMや放送スケジュール
韓国ドラマの特徴として、作品放送途中でのCMがないため作品の内容に集中して見ることができるのが大きいです。
CMは作品の前後に流れるか、作中でのPPLが活用されることが多いですね。
日本のドラマは放送枠は大体1時間ですが、CMが入ることなどもあり、実際の1話あたりの時間は約45分。
韓国ドラマは1話あたり60分以上のものが大半を占めています。
また、週に1回の放送が一般的な日本のドラマと違い、韓国ドラマは週2日連続放送されるのが一般的です。
たくさんドラマを見れちゃいます!
PPLとは
PPLは「Product PLacement」の略で”間接広告”のような意味です。
ドラマの作品中で俳優が使う小道具や飲食店など、実際に存在する商品を登場させる広告手法のことです。
よく見かけるものとしては「bb.qチキン」や「SUBWAY」、「チャミスル」なんかで、本当に常連ですね。
相当な効果が見込めるようですが、韓国ドラマの世界進出に伴い、世界的ブランドや中国企業などが参入(ドラマ内に登場させてほしい)してきています。
そのため、現実ではあり得ないシーンが生まれてしまい、視聴者がドラマの世界観に集中できなくなり、離脱されてしまうケースもあるようです。
「韓国ドラマと日本のドラマ」作品テーマの違い
①リアリティーのない設定
「愛の不時着」のように、”北朝鮮にパラグライダーで不時着したら、助けてくれた北朝鮮軍人と恋に落ちた”など、トンデモ設定なラブストーリーにも関わらず、視聴を続けていくと気にならなくなり、その作品の世界観に没入できるのが韓国ドラマの魅力の1つです。
他にも「トッケビ」でコン・ユが演じるのは”鬼”だったりしますし、「ザ・キング 永遠の君主」はパラレルワールドから現代の韓国へやってきちゃったり、「聖なるアイドル」でも主人公は別世界の大神官から現代のアイドルになっちゃったりとトンデモ設定が多いのは韓ドラの中では日常的ですね。
ファンタジー要素多めな気が・・。
②作品数が多くジャンルが豊富
韓国ドラマのジャンルは本当に幅広いです!
時代劇や御曹司モノ、医者や弁護士、学園恋愛モノからファンタジー、マフィアや芸能界関連、あとは整形関係も多いです。
その背景には韓国ドラマはケーブルチャンネルドラマが旺盛なことがあります。
ケーブルチャンネルドラマでは1つのジャンルに特化したドラマを制作することが多くなっています。
そのため、独創性のある作品を制作できますね。
反対に日本はというと、制作費や撮影許可の関係もあり、近年では特に「警察」や「医者」系のドラマにどうしても偏ってしまっているように思います。
それらを考えると、見たいジャンルがない年代の方からすると韓国ドラマに流れていってしまうのもいたし方ないのかなと思ってしまいます。
※個人的には日本ドラマにも頑張ってほしい!
韓国ドラマを見るのにおすすめの動画配信サービス
韓ドラ歴4年のわたしが”韓国ドラマを見るのにおすすめする”動画配信サービスは2つです!
1.Netflix
世界的な動画配信サービスのため、テレビCMなども多く流れていますね。独占作品のプロモーションにも力を入れているので、テレビCMやyoutubeなどで見かけて「この作品気になる!NETFLIXでしか見れないのか・・。」となる方も多いのではないかと思います。
作品数自体は公表されていないため不明ですが、それほど多くないように感じます。
ただ、海外作品をはじめオリジナル作品が多いことや、そのプロモーションにも力を入れていることで話題性のある作品を多く取り揃えている動画配信サービスです。
韓国ドラマも、現状NETFLIXでしか見れない作品は多くあるので、”今話題のあの作品が見たい!”という方にはぜひともオススメしたい動画配信サービスです。
世界最大級の動画配信サービスだけあって魅力的な作品が数多く視聴できます。
オリジナル作品が多い反面、一般的な映画作品の最新作や過去作などは比較的視聴できるものは限られる印象があります。
韓国ドラマの中でも歴史モノ〜最近の作品まで数多く見たいという方は下の「U-NEXT」がオススメです。
2.U-NEXT
U-NEXTは何と言っても業界最多の作品本数が魅力です。
その数27万本。
他の作品と比べるとわかるのですが、桁が違います。
動画配信サービス比較はこちら
当然、韓国ドラマも豊富なジャンルで数多くの作品を取り揃えています。
独占配信も増えてきているので、U-NEXTでしか見れない作品もありますよ!
ただ、U-NEXTの場合は加入しなくても無料お試しが31日間あるので、気になる方はお試しから始めてみてはどうでしょうか?
月額の利用料金は税込2,189円と他サービスと比較すると少々高めですが、それでも月に2000円程度で新作映画やあらゆるジャンルの動画作品を視聴できるので使いたいコンテンツが合う人にとってはコストパフォーマンス十分なサービスになっていると思います。
わたしも最近知ったのですが、毎月付与される1200ポイントは映画館の鑑賞チケット代にも使用できるみたいです!
他にも漫画が読めたりするので、うまく活用できる方にとっては実質1,000円程度で利用できるので、うまく活用できそう!という方は有料版も検討してみてはどうでしょうか。
韓国ドラマは面白いの?
韓国ドラマの特徴をお伝えしてきましたが、結論。
韓国ドラマは面白い作品が多い!
もちろん日本ドラマにも面白い作品はありますが、ぜひ日本ドラマや海外ドラマに縛られて食わず嫌いするのではなく、みたことない方は韓国ドラマの視聴をしてみてほしいです。
当然、好きなジャンル苦手なジャンルあると思いますので、「エンタメチョアヨ」でもおすすめ作品やおすすめの見方をお伝えしています。
気になる作品を見つけて視聴してみてください( ´ ▽ ` )
それでは、アンニョン!